【モノが溢れる現代】たくさんの物を持っていること=豊かなのかを考える
モノが溢れる現代。 私たちは品質が良い物を安く買えるようになりました。
しかし、時代の流れに乗って多くを所有するのは幸せなことなのでしょうか?
私は、
自分が本気で選んだ好きな物だけと暮らす
のが最高だと思います。
物自体の価値は落ちてきている
まず物の"価値"は落ち続けています。 価値といっても2つの意味があります。
- 経済学の観点
- 本質的な観点
順番に見ていきましょう。
1.経済学の観点から
ここしばらく日本では物価が下がり続けています。
勘違いされやすいですが、物価とは簡単に説明すると、平均的なモノの価格のことです。
以前から「デフレだ」とかよく言われますが、物価が継続的に下落しているという意味です。
モノとカネは相関しているので、モノの価値が下がるとカネの価値が相対的に上がります。
国民は価値が高まっているカネを手放したくないので、モノは消費されにくくなり、供給過多でさらに価格が下落します。
2.本質的な観点から
そのうえ技術力や生産力の向上により、良いものを安く作れるメーカーが増え、企業間の競争が激化しました。
経済政策に加え、メーカーのスキルアップによって、モノの価値は落ちてきました。
ですので消費者は良いものを安く"選ぶ"ことができるようになり、立場が強くなりました。
誰もが良いものやサービスを手に入れるのが当たり前になっているため、それら自体に価値はなくなりつつあります。
何を持つかではなく、手に入れた物を活用して何をするか、が重要になってきています。
虚栄心で物を所有していないか
自己満足で所有しているアイテムはありませんか?
使わなかったり、使いこなす知識がないのにもかかわらず、自分をよく見せるためだけに置かれている物たち。
例えば以下のものが挙げられます。
虚栄心に基づいて所有されている物の一例です。
私自身にも心当たりがあるので、どんどん捨てていきたいと思います。
モノに時間とお金を奪われる
物が増えても奪われるのは面積だけだと思っていませんか?
実は時間とお金も奪われます。
モノは時間も奪う
管理にコストがかかります。
モノが多すぎると何をどこに置いたかが覚えられません。
覚えられたとしても頭のメモリーがそれでいっぱいになり、あなたの脳は逆にモノに所有されている状態になります。
整理整頓や処分する際の分類にかなり時間を取られるので注意が必要です。
モノはお金も奪う
気づかぬうちに、実質お金を取られてしまいます。
何が言いたいかというと、モノに対しても家賃を支払っているということです。
例えばあなたが10畳のワンルームで1人暮らしをしているとしましょう。
家賃は6万円。 物が多く、それも使っていないのが大半で4畳分が埋め尽くされています。
となるとあなたの生活エリアはたったの6畳分。
にもかかわらず6万円分の家賃を払っているのです!
余計な物を処分して6畳の部屋に引っ越せば2万円ほど家賃を下げるのは難しくないでしょう。
現状では4畳で暮らしているモノ君たちの家賃も払ってしまっているのです
好きな物だけに囲まれる生活が最高
いかがでしょう。
モノを多く持つメリットは現代においてあまり感じられないのではないでしょうか。
今やAmazonやネットスーパー、コンビニなどですぐに調達できる時代です。
在庫はあなたの家でなく、お店のそれとするべきでしょう。
やはり心から選んだ愛するモノに囲まれる暮らしが一番。
嫌いなモノや余計なモノがないのでストレスがかからず、掃除や整理も楽になります。 無駄な家賃を払わずに済むのはもちろん、必要な物にはしっかりお金をかけるので長い間愛用でき、かえって節約になります。
これからのトレンドはモノ所有しないことになっていくでしょう。